倉吉民泊について

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本事業について

事業内容

倉吉市の中心市街地に位置する古民家、旧店舗と言った歴史的資源を活用し、地域の観光、宿泊拠点を整備します。観光入込客の滞在時間を確保し、賑わいと活気があふれるエリア形成を図ることを目的としています。

事業の目的

  • 倉吉市を通過型観光地から滞在型観光地へと移行させ、経済効果を高める。
  • 未活用の古民家を再整備し、想定顧客が満足する宿泊施設を運営。
  • 倉吉中心市街地全体を滞在型ホテルに変貌させ、「群体型宿泊施設」の検討を開始

事業の展開

倉吉市中心市街地の西の玄関口である小川家住宅がある明倫エリアから、東の玄関口である「鳥取県立美術館(2024年度開館予定)」までの中心市街地内の観光客滞在時間の確保に向けて、今後、観光まちづくりを官民連携にて進めていきます。本取組については、令和2年4月から施行されている「第2期倉吉市中心市街地活性化基本計画(内閣府認定)」においても重要事業として位置付けられています。

協定者の役割について

各協定者は、本事業の目的を達成するため、次に掲げる事項の実施に努めます。

倉吉市

市内の歴史的資源を保存、活用した観光まちづくりを担う㈱赤瓦に対し、必要な指導、助言を行うとともに、事業の円滑な推進に向けての支援を検討する。

株式会社赤瓦

事業を主体的に推進するとともに、古民家等の文化財を保存・活用した分散型宿泊施設事業を実施するためのインフラ整備を行い、当該古民家等を賃貸する。(サブリース方式)

小川家当主齋藤信子

㈱赤瓦が実施する鳥取県指定文化財小川家住宅を保存、活用した事業による観光まちづくりに協力する。

バリューマネジメント株式会社

㈱赤瓦から建物物件を貸借し(サブリース方式)、古民家等の文化財を保存、活用した分散型宿泊施設事業を運営する。

㈱鳥取銀行、㈱山陰合同銀行、倉吉信用金庫

㈱赤瓦が策定し実施する事業について、専門的知見やノウハウを提供するとともに必要に応じ金融支援(銀行法その他法令で認められる業務に限る。)を検討する。

連携協定の目的

この連携協定は、倉吉市において民家、古民家等の歴史的資源を活用した観光振興を本格化することを目的としています。連携協定者がそれぞれの強みを生かしながら、地域全体への経済波及を目指すものです。倉吉市に点在する未活用の古民家、旧店舗、歴史的文化財等を整備・改修し、宿泊施設とすることで、まち全体をホテルと見立てた分散型リゾートを実現するとともに、観光客の誘致のほか施設の利用を通して、地域の文化、歴史、自然といった地域資源の観光体験を提供し、滞在時間の向上を図り、観光産業による経済効果を高めたいと考えています。

小川家住宅について

小川家住宅は鳥取県倉吉市河原町に位置する町家で、明治後期から昭和初期に建てられました。小川家は江戸時代後期以降醸造業を生業とし、明治18年には製糸会社を創業するなど実業家として倉吉の近代化の一翼を担いました。

屋敷内には伝統的な和風建築の中に接客を目的とした洋館が設けられ時代背景が窺えます。鉢屋川沿いには仕込蔵が残され、煉瓦造の煙突と相まって落ち着いた佇まいを創出しています。小川家住宅の洋館、新座敷、茶室(清和軒)を含めた主屋、道具蔵・二階蔵・ビン詰場・旧仕込蔵の6棟が鳥取県指定保護文化財に指定され、その他にも個人の近代庭園としては山陰屈指の庭園があり、国登録名勝・鳥取県指定名勝に指定されています。

又、東方には良好な商家並みが残され、「倉吉市打吹玉川伝統的建造物群保存地区」として国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。

事業体系(サブリース方式)

■施設整備主体:(株)赤瓦
■施設運営主体:バリューマネジメント(株)